情報の位置づけ
本記事は一般的な医学情報の提供を目的としており、個別の診断や治療方針を確定するものではありません。適応は診察のうえ医師が判断します。
お電話でのご相談・ご予約
03-3543-1107
執筆・監修湯田竜司医師
湯田クリニック銀座 院長・日本形成外科学会認定形成外科専門医の湯田竜司です。
二重整形、二重修正、眼瞼下垂、クマ治療など、目元の美容外科診療を中心に行っています。
まぶたの構造や過去の手術歴、現在のお悩みを確認し、手術によって期待できる変化だけでなく、手術の限界やリスクについても丁寧にご説明しています。
二重整形を検討している方の中には、
「埋没法より取れにくく、全切開より腫れにくい方法はないのか」
「部分切開やプチ切開なら、傷跡を抑えながら永久的な二重にできるのか」
と考えている方もいらっしゃいます。
結論からお伝えすると、二重小切開法・部分切開法は、「埋没法と全切開法のよい部分だけを得られる手術」とは限りません。
BEFORE COUNSELING
ご相談をより有意義な時間にするため、カウンセリング前にこちらの動画をご覧ください。
必須動画 ③
二重切開法の仕組み、傷跡、腫れ、完成時期など、手術を検討する前に確認していただきたい内容を解説します。
動画はページ内に直接表示されます。画面内で再生できない場合は「YouTubeで動画を見る」をご利用ください。
二重ラインの一部のみを切開するため、全切開法より切開範囲は短くなります。
一方で、まぶた内部を確認・調整できる範囲も限られるため、まぶたの状態や希望する仕上がりによっては、全切開法の方が適している場合があります。
また、切開する長さが短ければ、必ず腫れやダウンタイムが少なくなるわけではありません。
内部で行う処置、希望する二重幅、まぶたの厚み、過去の手術歴などによって、腫れ方や傷跡の経過は異なります。
この記事では、二重小切開法・部分切開法・ミニ切開法・プチ切開の違い、埋没法や全切開法との比較、傷跡、ダウンタイム、持続性、メリット・デメリットについて解説します。
この記事のポイント
埋没法・切開法・二重修正を含めた二重整形全体の違いについては、以下のページもあわせてご覧ください。
目次
二重小切開法とは、希望する二重ラインの一部を切開し、まぶた内部の組織を適切な位置で固定することで、二重ラインを形成する手術です。
二重全切開法では、希望する二重ラインに沿って比較的長く皮膚を切開します。
一方、小切開法では、二重ラインの中央部分や複数の限られた部分のみを切開します。
ただし、「小切開法」という名称だけで、切開する位置や長さ、内部で行う処置が決まっているわけではありません。
クリニックや医師によって、以下の内容が異なる場合があります。
そのため、「小切開法を受ける」という手術名だけではなく、実際にどこを切開し、内部でどのような処置を行うのかを確認することが大切です。
二重整形では、以下のような名称が使用されています。
これらは、一般的には「二重ラインの一部を切開する方法」を指して使用されることが多い名称です。
しかし、名称について統一された基準があるわけではなく、同じ「部分切開法」という名前でも、クリニックによって切開する範囲や手術方法が異なる場合があります。
また、「プチ整形」という言葉は、切開を行わない二重埋没法を指して使われることもあります。
そのため、広告やホームページに「プチ切開」「ミニ切開」と書かれていても、言葉の印象だけで手術内容を判断しないようにしてください。
カウンセリングでは、少なくとも以下を確認することをおすすめします。
「二重のプチ整形は、どこまで切るのですか」とご質問をいただくことがあります。
部分切開法では、一般的に二重ライン全体を切開するのではなく、限られた範囲を切開します。
ただし、具体的な長さや切開箇所は、採用する術式によって異なります。
ただし、すべての方に同じ処置が行えるわけではありません。
まぶた全体への処置が必要な場合には、切開範囲を短くすることよりも、必要な範囲を適切に確認できることを優先した方がよい場合があります。
| 比較項目 | 二重埋没法 | 二重小切開法 | 二重全切開法 |
|---|---|---|---|
| 手術方法 | 皮膚を大きく切開せず、医療用の糸で二重ラインを形成します。 | 二重ラインの一部を切開し、限られた範囲で内部を固定します。 | 希望する二重ラインに沿って切開し、比較的広い範囲で内部を確認・調整します。 |
| 調整できる範囲 | 皮膚や脂肪などへの処置には限界があります。 | 切開した部分を中心に処置します。まぶた全体への処置には限界があります。 | 皮膚、脂肪、眼輪筋、癒着、目を開く組織などを、必要に応じて広い範囲で確認できます。 |
| ダウンタイム | 切開法より抑えやすい傾向がありますが、腫れや内出血には個人差があります。 | 全切開より切開範囲は短いものの、必ずダウンタイムが短くなるとは限りません。 | 腫れ、内出血、傷跡の赤みや硬さが落ち着くまで時間がかかります。 |
| 傷跡 | 長い切開線はありませんが、糸を通した部分に赤みや膨らみが生じることがあります。 | 切開した部分に傷跡が残ります。 | 二重ラインに沿って切開線の傷跡が残ります。 |
| 二重ライン | 時間の経過とともに、薄くなったり取れたりする可能性があります。 | 埋没法より安定しやすい場合がありますが、将来的に薄くなる可能性があります。 | 埋没法より安定しやすい一方、永久に同じ見え方を維持できるとは限りません。 |
| 元に戻す・修正 | 状態によっては、糸の抜去や再施術を検討できます。 | 修正する場合、再切開が必要となることがあります。 | 完全に術前へ戻すことは難しく、修正手術の難易度が高くなる場合があります。 |
二重埋没法については、以下のページで詳しくご案内しています。
二重全切開法の手術方法、症例、ダウンタイム、料金については、以下のページをご覧ください。
二重ライン全体を切開する全切開法と比較すると、皮膚を切開する範囲は短くなります。
まぶた全体への処置が必要なく、限られた範囲の処置で希望する変化を目指せる場合には、選択肢となることがあります。
埋没法とは異なり、切開した部分から、まぶた内部の脂肪や組織の状態を直接確認できます。
必要に応じて、切開した範囲内で脂肪や組織を調整することがあります。
部分切開法では、切開した部分に組織の癒着を形成するため、埋没法よりも二重ラインが安定しやすい場合があります。
ただし、切開していない部分を含め、二重ライン全体が一生変化しないことを保証するものではありません。
部分切開法では、切開した部分を中心に手術を行います。
皮膚の余り、脂肪、眼輪筋、過去の手術による癒着などを広い範囲で処置する必要がある場合には、対応が難しいことがあります。
切開していない部分の折れ込みを、まぶた本来の癖や組織のつながりに頼る術式では、二重ライン全体を直接形成する全切開法よりも、ラインの細かな調整が難しい場合があります。
小切開法であっても、皮膚を切開するため傷跡は残ります。
傷跡が短いことと、傷跡が目立たないことは同じではありません。
切開した部分に赤み、硬さ、凹み、段差などが生じる可能性があります。
切開法であっても、癒着の状態やまぶたの変化によって、二重ラインが薄くなったり、希望していない別のラインが現れたりすることがあります。
部分切開で対応できる範囲を超えていた場合、希望する仕上がりを目指すために、後から全切開法や修正手術を検討することがあります。
過去の切開による瘢痕や癒着があると、初回手術よりも修正の難易度が高くなる可能性があります。
小切開法は全切開法より切開線が短いため、腫れが少ないという印象を持たれやすい手術です。
しかし、切開範囲が短ければ、必ず腫れが少ないとは限りません。
術後の腫れやダウンタイムには、以下の要素が影響します。
部分切開法でも、術後早期には腫れ、内出血、むくみ、左右差などが生じます。
抜糸後も、傷跡の赤み、硬さ、食い込み、二重幅の変化が残ることがあります。
切開法は、手術直後や術後1か月の状態だけで仕上がりを判断することはできません。
当院では、一般的に術後6か月を目安に最終的な二重ラインや傷跡を評価しています。
二重小切開法では、皮膚を切開した部分に傷跡が残ります。
術後早期には、以下のような変化がみられる場合があります。
傷跡は時間の経過とともに落ち着く傾向がありますが、完全に見えなくなるとは限りません。
また、中央部分だけを切開した場合、目を閉じたときに切開部分のみ線や凹みが見える可能性があります。
傷跡の経過には、切開位置、縫合方法、内部で行った処置、傷にかかる緊張、体質などが影響します。
二重小切開法も、「永久に取れない」「一生同じ二重幅を維持できる」と断定することはできません。
部分切開法では、切開した部分に癒着を形成するため、埋没法より二重ラインが安定しやすい場合があります。
一方で、以下のような理由により、将来的に二重幅や見え方が変化する可能性があります。
二重ラインが狭く見えるようになった場合でも、必ずしも癒着が完全に外れたとは限りません。
皮膚が二重ラインにかぶさっている場合や、目を開く力が弱くなっている場合など、別の変化によって二重が取れたように見えることもあります。
二重整形の持続性については、以下の記事で詳しく解説しています。
二重小切開法は、以下のような条件を満たす場合に検討されることがあります。
ただし、見た目だけで部分切開法の適応を判断することはできません。
まぶたの厚み、皮膚の余り、脂肪、目を開く力、希望する二重幅、過去の手術歴を診察したうえで、適した方法を検討する必要があります。
以下に該当する場合は、部分切開法よりも、埋没法や全切開法など別の方法が適している可能性があります。
二重幅を広くすることや、固定を強くすることが、必ずしも自然で安定した仕上がりにつながるわけではありません。
強い食い込み、ハム目、目の開けづらさ、予定外線などのリスクも考慮して、無理のない二重幅を検討することが重要です。
当院では、「全切開より切る範囲が短いから」という理由だけで、部分切開法を第一選択にすることは積極的におすすめしていません。
部分切開法自体が悪い手術という意味ではありません。
まぶたの状態と希望する仕上がりが合っていれば、選択肢となる場合があります。
しかし、必要な処置を行うために十分な範囲を確認できない状態で、切開線の短さだけを優先すると、以下のような問題につながる可能性があります。
反対に、切開を行わなくても埋没法で対応できるまぶたに、部分切開法が必要とは限りません。
当院では、「どれだけ短く切るか」ではなく、「希望する変化のために、どの範囲の処置が必要なのか」を診察して術式を検討します。
修正手術を数多く診てきた経験から、初回手術では、将来の修正を作らないことを大切にしています。
部分切開法を検討している場合は、手術前に以下を確認してください。
「切開範囲が短い」「腫れにくい」という説明だけではなく、手術でできることと、できないことの両方を確認することが大切です。
二重小切開法では、以下のようなリスクや副作用が生じる可能性があります。
強い痛み、急激な腫れ、止まりにくい出血、視力の変化など、通常の経過とは異なる症状がある場合は、早めに手術を受けた医療機関へ相談してください。
一般的には、どちらも二重ラインの一部を切開する方法を指して使われます。
ただし、統一された名称ではないため、切開する位置や長さ、内部で行う処置はクリニックによって異なる場合があります。
「二重のプチ整形」という言葉は、一般的に二重埋没法を指して使われることがあります。
一方で、「プチ切開」という名称で部分切開法を案内しているクリニックもあります。
皮膚を切開するのか、医療用の糸だけで二重を形成するのかを確認してください。
切開範囲は全切開法より短くなりますが、必ず腫れが少なくなるとは限りません。
内部で行う処置、希望する二重幅、まぶたの厚み、過去の手術歴などによって、腫れや内出血の程度は異なります。
皮膚を切開するため、切開した部分には傷跡が残ります。
時間の経過とともに落ち着く傾向がありますが、赤み、硬さ、凹み、白い線、段差などが残る可能性があります。
一生取れない、永久に同じ二重を維持できると保証することはできません。
癒着の状態、加齢による皮膚の変化、目を開く力などによって、将来的に二重幅や見え方が変化する可能性があります。
術式やまぶたの状態によっては、切開した範囲から限られた脂肪を調整することがあります。
ただし、まぶた全体の脂肪や厚みを広い範囲で調整できるとは限りません。
ご相談は可能です。
ただし、過去の埋没糸の位置、二重ライン、癒着、まぶたの厚みなどを確認する必要があります。
複数回の埋没法を受けている場合や、広い範囲の処置が必要な場合には、部分切開法より全切開法が適している可能性があります。
状態によっては修正手術を検討できる可能性があります。
二重ラインの癒着が弱くなっているのか、皮膚がかぶさっているのか、目の開きが変化しているのかなどを診察し、必要な処置を判断します。
二重修正については、以下のページをご覧ください。
二重小切開法・部分切開法は、二重ラインの一部を切開して二重を形成する手術です。
全切開法より切開範囲は短くなりますが、必ず腫れやダウンタイムが少なくなるわけではありません。
また、埋没法より二重ラインが安定しやすい場合はありますが、「永久に取れない」「一生同じ二重幅を維持できる」と断定することもできません。
部分切開法が適しているかどうかは、切開線の長さだけではなく、以下を確認して判断する必要があります。
当院では、腫れを抑えるためだけに切開範囲を短くするのではなく、希望する仕上がりに必要な処置を行えるかどうかを優先して術式を検討します。
部分切開法、全切開法、埋没法のどれが適しているか分からない方も、手術を受けることを前提とせずご相談ください。
初回公開日
最終更新日
INFORMATION
本記事は一般的な医学情報の提供を目的としており、個別の診断や治療方針を確定するものではありません。適応は診察のうえ医師が判断します。
効果、仕上がり、腫れ、内出血、傷跡、回復期間には個人差があります。記事内の経過や症例は、すべての方に同じ結果を保証するものではありません。
公開後も診療内容、料金、学会・公的資料等を確認し、必要に応じて内容を見直します。日付は実際に公開・更新した情報に基づいて表示しています。
FREE MEDICAL TREATMENT
修正手術や追加処置が必要な場合は料金が異なります。
施術方法・最新料金を確認する施術費用のほか、診察・麻酔・薬剤・追加処置等の費用が必要となる場合があります。契約前に施術内容と総額をご説明します。
本記事で確認できた撮影時期:術前、抜糸後、直後、術後1か月、術後6か月、手術前
症例写真は一例であり、同じ施術でも術前の状態や治癒過程によって結果は異なります。
外部資料は一般的な情報確認のためのものです。個別の診断・施術適応については診察時にご説明します。
ABOUT
美容整形の未来をより良きものにするために大事なのは「多様な患者さまが正しい情報を得続け、自分に合った医師や方法を選ぶこと」だと思います。FUTAEは、患者さまのサステナブルな二重整形を、美容外科医と眼科医のコラボによって支援していきます。
