二重切開の傷跡は修正できる?凹み・食い込み・切開線の治療を形成外科専門医が解説

執筆・監修湯田竜司医師

執筆・監修湯田竜司医師

湯田クリニック銀座 院長・日本形成外科学会認定形成外科専門医の湯田竜司です。

二重整形、二重修正、眼瞼下垂、クマ治療など、目元の美容外科診療を中心に行っています。

まぶたの構造や過去の手術歴、現在のお悩みを確認し、手術によって期待できる変化だけでなく、手術の限界やリスクについても丁寧にご説明しています。

二重切開後の傷跡修正について形成外科専門医が解説

「二重切開後の傷跡が目立つ」「切開線が凹んでいる」「傷跡が硬く、二重の食い込みも強い」——このようなお悩みを抱えていませんか?

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二重切開法の仕組み、傷跡、腫れ、完成時期など、手術を検討する前に確認していただきたい内容を解説します。

  • 切開法の仕組みと適応
  • 傷跡・腫れ・ダウンタイム
  • 完成までの経過と注意点
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二重切開後の傷跡は、術後すぐに完成するものではありません。赤みや硬さ、凹み、食い込みは、術後の経過とともに変化することがあります。

一方で、十分な期間が経過しても切開線の凹みや段差、強い食い込みが残る場合には、傷跡修正を検討できることがあります。

この記事では、日本形成外科学会認定形成外科専門医の湯田竜司院長が、二重切開後の傷跡が目立つ原因、経過観察をおすすめするケース、修正を検討できるケース、主な手術方法、ダウンタイム、費用について解説します。

二重幅、左右差、ハム目、予定外線などを含む二重修正全般については、
二重修正の方法・症例・ダウンタイムを解説した記事
もご確認ください。

目次

二重切開後の傷跡は修正できる?

二重切開後の傷跡は、現在の状態や原因によっては、修正によって目立ちにくくできる場合があります。

ただし、傷跡を完全に消し、手術前のまぶたへ戻せるとは限りません。

修正を検討する際は、傷跡の表面だけではなく、内部の癒着や瘢痕、皮膚の厚み、残っている組織、二重ライン、目の開きなどを確認する必要があります。

また、術後6か月未満では、傷跡の赤みや硬さ、凹みがまだ変化する可能性があります。そのため、当院では原則として、前回の手術から6か月以上経過してから修正の必要性を判断します。

二重切開後の傷跡が目立つ主な状態

切開線の赤みが残っている

二重切開後は、切開線に赤みが生じることがあります。

傷跡の赤みは、術後数か月かけて徐々に薄くなることが一般的です。体質や傷の治り方によっては、半年から1年ほど赤みが残る場合もあります。

術後早期の赤みだけで傷跡修正を判断せず、まずは経過を確認することが大切です。

切開線が硬い

傷が治る過程では、切開線やその周囲が硬くなることがあります。

傷跡の硬さによって、二重ラインの食い込みが強く見えたり、まぶたを閉じたときに線が目立ったりする場合があります。

硬さも時間の経過とともに改善することがあるため、術後早期には経過観察をおすすめすることがあります。

切開線が凹んでいる

切開線の凹みには、皮膚と内部組織の癒着、組織の不足、二重ラインの固定方法などが関係していることがあります。

目を開けたときだけでなく、目を閉じたときにも深い溝のように見える場合は、内部の癒着が強い可能性があります。

十分な期間が経過しても凹みが残る場合には、癒着を解除し、傷跡や二重ラインを再調整する方法を検討します。

切開線に段差や幅がある

傷跡の一部が盛り上がっている、切開線の幅が広い、線の高さが途中で変わっているなど、傷跡に段差が生じることがあります。

傷跡だけの問題ではなく、皮膚の厚みや内部の固定位置、過去の切開線などが影響している場合もあります。

二重ラインの食い込みが強い

二重ラインの食い込みが強いと、傷跡が深く見えたり、不自然な印象になったりすることがあります。

術後早期の食い込みは、腫れや傷跡の硬さによって強調されている場合があります。

完成時期を過ぎても強い食い込みが残る場合には、癒着や固定位置を確認し、必要に応じて二重ラインを再形成します。

すぐに傷跡修正をおすすめしないケース

二重切開後の傷跡が気になっていても、次のような状態では、すぐに再手術を行わず経過を確認することがあります。

  • 前回の手術から6か月未満である
  • 傷跡の赤みや硬さが残っている
  • 切開線の凹みや食い込みが徐々に改善している
  • まぶた全体に腫れやむくみが残っている
  • 二重幅や左右差がまだ変化している

術後早期に再手術を行うと、本来であれば時間とともに改善した可能性のある部分まで操作することになり、傷跡や癒着がさらに増える可能性があります。

当院では、手術ができるかどうかだけではなく、現時点で手術を行うことが適切かどうかも含めて判断します。

二重切開後の傷跡修正を検討できるケース

次のような状態が、前回の手術から6か月以上経過しても残っている場合には、傷跡修正を検討できることがあります。

  • 目を閉じたときに深い切開線や凹みが目立つ
  • 切開線に段差や幅がある
  • 傷跡の位置と二重ラインが一致していない
  • 強い食い込みが改善しない
  • 過去の切開線が複数残っている
  • 予定外線や三重まぶたを伴っている
  • 傷跡とともに二重幅や左右差も気になる

修正が可能かどうかは、傷跡の見た目だけでは判断できません。皮膚の余裕、内部の癒着、残っている脂肪や組織、目を開く力などを確認して判断します。

二重切開後の傷跡を修正する方法

傷跡を切除して縫合し直す

幅が広い傷跡や段差が目立つ場合には、古い傷跡を切除し、皮膚を縫合し直す方法を検討することがあります。

ただし、傷跡を切除すれば必ずきれいになるわけではありません。皮膚の余裕や傷の治り方によっては、再び傷跡が目立つ可能性があります。

内部の癒着を解除する

切開線の深い凹みや強い食い込みには、皮膚と内部組織の癒着が関係していることがあります。

このような場合には、癒着を解除し、皮膚が不自然に引き込まれないように調整します。

二重ラインを再形成する

傷跡の位置と希望する二重ラインが一致していない場合や、過去の切開線が複数残っている場合には、二重ラインの再形成を検討します。

以前の二重ラインの影響が残ると、予定外線や三重まぶたが生じることがあるため、過去の癒着を確認しながら調整します。

皮膚や内部組織を調整する

皮膚の余りや厚み、内部組織の不足などが傷跡や食い込みに関係している場合には、状態に応じて組織を調整します。

過去の手術で皮膚や脂肪が多く切除されている場合は、修正できる範囲に限界が生じることがあります。

傷跡ではなくハム目が気になる場合

二重ラインの下側が厚く膨らみ、まつ毛の生え際に皮膚や組織がかぶさって見える場合は、傷跡だけではなく「ハム目」と呼ばれる状態が関係している可能性があります。

ハム目には、二重幅の広さ、食い込み、固定位置、皮膚や脂肪の厚み、目の開きなどが関係します。

ハム目の原因や修正方法については、
二重整形後のハム目とは?原因と修正方法
で詳しく解説しています。

二重切開後の傷跡修正症例

二重切開後に傷跡や食い込みを修正した症例

施術名:二重切開修正・他院修正

施術内容:過去の二重切開後の傷跡、癒着、二重ラインの状態を確認し、必要に応じて癒着の解除や二重ラインの再形成を行います。

現在の施術料金:両目770,000円(税込)

主なリスク・副作用:腫れ、内出血、痛み、左右差、傷跡、食い込み、予定外線、二重ラインの消失、感染、希望した仕上がりとの差など

注意事項:症例写真は一例です。適した手術方法や期待できる変化は、過去の手術内容や現在のまぶたの状態によって異なります。

二重切開傷跡修正のダウンタイム

二重切開修正では、強い腫れや内出血が術後1~2週間程度続くことがあります。ただし、回復の速さには個人差があります。

修正手術では、初回の二重切開よりも癒着や瘢痕が強くなっていることがあり、腫れや硬さが長引く場合があります。

抜糸は術後7~14日を目安に行います。

大きな腫れが落ち着いた後も、傷跡の赤み、硬さ、凹み、二重幅、食い込みなどは徐々に変化します。最終的な仕上がりの判断には、一般的に術後6か月程度の経過が必要です。

傷跡修正が難しい場合

次のような状態では、希望する状態まで修正することが難しい場合があります。

  • 過去の手術で皮膚が多く切除されている
  • 脂肪や内部組織が不足している
  • 複数回の手術によって癒着や瘢痕が強い
  • 切開線が複数あり、予定外線が生じやすい
  • 傷跡が盛り上がりやすい体質である
  • 二重幅だけでなく、目の開きや骨格の左右差も大きい

修正手術では、傷跡を完全に消すことよりも、凹みや段差、強い食い込みを目立ちにくくし、二重ライン全体のバランスを整えることを目指します。

二重切開後の傷跡修正を受ける医師の選び方

完成時期まで経過した症例があるか

術後早期の症例だけではなく、傷跡が落ち着く術後6か月程度の写真が掲載されているか確認しましょう。

傷跡だけでなく内部の状態も診察しているか

切開線の見た目だけではなく、癒着、瘢痕、皮膚の余裕、目の開きなどを確認しているかが重要です。

修正の限界やリスクを説明しているか

傷跡を完全に消せると断定するのではなく、改善が期待できる部分と難しい部分について説明を受けましょう。

すぐに再手術を勧めていないか

前回の手術から十分な期間が経過していない場合に、経過観察を提案できる医師かどうかも確認することをおすすめします。

二重切開後の傷跡修正に関するよくある質問

二重切開の傷跡は完全に消せますか?

切開した傷跡を完全になくすことは難しい場合があります。

現在の状態によっては、凹みや段差、強い食い込みを目立ちにくくする修正を検討できます。

術後6か月未満でも相談できますか?

ご相談は可能です。

ただし、術後6か月未満では傷跡の赤みや硬さ、凹みが変化する可能性があるため、実際の修正手術は原則として6か月以上経過してから検討します。

傷跡修正で二重幅も変わりますか?

傷跡の位置や内部の癒着を調整することで、二重幅や二重ラインが変化することがあります。

傷跡だけを修正できる場合もあれば、二重ラインの再形成が必要になる場合もあります。

目を閉じたときの凹みも修正できますか?

凹みの原因が内部の癒着である場合には、癒着を解除することで目立ちにくくできる可能性があります。

ただし、皮膚や内部組織が不足している場合など、改善できる範囲に限界があることもあります。

他院で受けた二重切開も相談できますか?

ご相談いただけます。

過去に受けた手術の時期や内容、現在の傷跡、二重ライン、目の開きなどを確認し、修正が可能か判断します。

傷跡とハム目を同時に修正できますか?

傷跡とハム目の原因が関連している場合には、同時に修正方法を検討することがあります。

二重幅、食い込み、固定位置、皮膚や脂肪の状態を確認したうえで判断します。

まとめ|二重切開後の傷跡は完成時期を待って判断することが大切です

二重切開後の傷跡は、術後すぐに完成するものではありません。赤みや硬さ、凹み、食い込みは、半年から1年ほどかけて変化することがあります。

前回の手術から6か月以上経過しても、深い凹み、段差、強い食い込み、複数の切開線などが残る場合には、傷跡修正を検討できることがあります。

ただし、過去の手術による癒着や瘢痕、残っている皮膚や脂肪によって、修正できる範囲には限界があります。

当院では、すぐに手術を行うことだけを前提にせず、経過観察が適しているか、修正によってどこまで改善が期待できるかを診察したうえでご説明します。

二重切開後の傷跡や凹みでお悩みの方は、現在のまぶたの状態をご相談ください。

二重切開後の傷跡修正について相談する

施術内容や現在の料金については、
二重切開修正・他院修正の施術ページ
もご確認ください。

湯田クリニック銀座 院長 湯田竜司医師

MEDICAL REVIEW

この記事の執筆・医学監修

執筆・医学監修

湯田クリニック銀座 院長/日本形成外科学会認定 形成外科専門医

診察では、期待できる変化だけでなく、適応、限界、リスク、他の選択肢、手術を見送る判断についてもご説明しています。

医師プロフィール・経歴を見る

初回公開日

最終更新日

INFORMATION

本記事の医療情報について

01

情報の位置づけ

本記事は一般的な医学情報の提供を目的としており、個別の診断や治療方針を確定するものではありません。適応は診察のうえ医師が判断します。

02

効果・経過の個人差

効果、仕上がり、腫れ、内出血、傷跡、回復期間には個人差があります。記事内の経過や症例は、すべての方に同じ結果を保証するものではありません。

03

更新方針

公開後も診療内容、料金、学会・公的資料等を確認し、必要に応じて内容を見直します。日付は実際に公開・更新した情報に基づいて表示しています。

FREE MEDICAL TREATMENT

記事に関連する自由診療の料金・主なリスク

二重切開法

自由診療・税込
参考料金
275,000円(税込)
主なリスク・副作用
腫れ、内出血、感染、左右差、傷跡、食い込み、予定外線、二重幅の変化、閉瞼時の凹凸など

修正手術や追加処置が必要な場合は料金が異なります。

施術方法・最新料金を確認する

施術費用のほか、診察・麻酔・薬剤・追加処置等の費用が必要となる場合があります。契約前に施術内容と総額をご説明します。

症例写真の見方

本記事で確認できた撮影時期:術後6か月、手術前

症例写真は一例であり、同じ施術でも術前の状態や治癒過程によって結果は異なります。

参考文献・関連する公的/学会資料
  1. 厚生労働省「医療法における病院等の広告規制について」
  2. 消費者庁「美容医療を受ける前に確認したい事項と相談窓口」
  3. 日本形成外科学会「重瞼術(二重形成)」
  4. 日本美容外科学会(JSAPS)

外部資料は一般的な情報確認のためのものです。個別の診断・施術適応については診察時にご説明します。

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