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執筆・監修湯田竜司医師
湯田クリニック銀座 院長・日本形成外科学会認定形成外科専門医の湯田竜司です。
二重整形、二重修正、眼瞼下垂、クマ治療など、目元の美容外科診療を中心に行っています。
まぶたの構造や過去の手術歴、現在のお悩みを確認し、手術によって期待できる変化だけでなく、手術の限界やリスクについても丁寧にご説明しています。
「二重切開は2回までですか」「3回目の手術はできますか」と相談されることがあります。
結論からいうと、二重切開は、一律に「○回まで」と回数だけで判断することはできません。「何回でもできる」という意味でもありません。
再手術の可否は回数だけでなく、残っている皮膚、瘢痕や癒着、目の開き・閉じやすさ、過去の術式、希望する変化などを診察して判断します。この記事では、2回目・3回目の二重切開を検討するときの判断基準と、手術を見送ることがある状態を、日本形成外科学会認定形成外科専門医の湯田竜司が解説します。
目次
二重切開の再手術について、「通常は2回まで」「上手な医師なら何回でもできる」と一律に決めることはできません。同じ2回目でも、前回の切開位置、切除した皮膚や脂肪の量、瘢痕や癒着の程度、目の開きなどにより難易度は異なるためです。
過去の手術回数が少なくても、安全に希望の変化を出すことが難しい場合があります。一方、複数回の手術歴があっても、診察で組織の状態を確認したうえで修正方法を検討できる場合があります。
大切なのは「あと何回できるか」ではなく、現在のまぶたで再手術の利益がリスクを上回るかです。
| 診察で確認すること | 再手術への影響 |
|---|---|
| 過去の術式と切開位置 | どこを切開し、どの組織を処理したかにより、再び使える組織と手術方法が変わります。 |
| 皮膚の余裕 | 皮膚が不足すると目を閉じにくくなるおそれがあり、追加の皮膚切除や希望する幅変更を行えないことがあります。 |
| 瘢痕・癒着 | 硬い瘢痕や強い癒着があると、組織を分ける操作が複雑になり、予定外線や強い食い込みの原因も見極めにくくなります。 |
| 残っている組織 | 眼輪筋、脂肪、眼瞼挙筋腱膜などの状態により、できる修正とできない修正があります。 |
| 目の開き・閉じやすさ | 眼瞼下垂、閉瞼不全、ドライアイなどがある場合は、見た目だけでなく機能面を優先して判断します。 |
| 希望する変化 | 二重幅を広げる、狭くする、食い込みを弱めるなど、目的によって必要な操作とリスクが異なります。 |
切開した組織が治る過程では瘢痕や癒着が生じます。再手術では、以前の手術による組織の変化を確認しながら操作する必要があります。手術歴が増えるほど必ず難しくなるとは限りませんが、瘢痕や癒着によって修正が複雑になることがあります。
過去の手術で皮膚や脂肪が多く切除されている場合、次の手術で利用できる組織が不足することがあります。特に、二重幅を狭くする修正や強い食い込みを弱める修正では、残っている組織の量と位置が重要です。
再手術では見た目だけでなく、目を開ける組織や閉じるための皮膚にも配慮が必要です。目が閉じにくい、乾く、まぶしい、角膜に違和感があるなどの症状がある場合は、再手術の前に眼科的な評価が必要になることがあります。
予定していない二重線、強い食い込み、左右差は、皮膚の余り、瘢痕、癒着、目の開きなど複数の要因が重なって生じることがあります。見た目が似ていても、必要な修正方法は同じとは限りません。
当院では、緊急性のない見た目の修正については、原則として前回手術から6か月経過してから評価します。術後早期は腫れ、傷跡の硬さ、食い込み、左右差が変化するためです。状態によっては6か月以降も変化が続き、さらに経過観察をおすすめする場合があります。
6か月は「必ず完成する日」や「必ず安全に再手術できる時期」ではありません。現在の状態と経過を診察して判断します。詳しくは、二重整形の修正はいつからできる?をご覧ください。
ただし、視力の低下・急な見え方の変化、強いまたは増悪する痛み、急速な腫れ、眼球が前に出る感じ、強い発赤や膿、止まりにくい出血などがある場合は、6か月を待たず、直ちに施術を受けた医療機関または眼科救急へ相談してください。
1回目や2回目であっても、次のような場合は、すぐに再手術を行わず経過観察や別の診療をおすすめすることがあります。
診察の結果、「手術をしない」「今は待つ」とお伝えすることも、再手術の適応判断に含まれます。
過去の手術内容が分かると、再手術の検討に役立ちます。お持ちであれば、次の情報をご用意ください。
過去の術式が分からない場合でも相談は可能です。分かる範囲で経過をお伝えください。
当院では、手術回数だけで適応を決めません。前回の切開位置、皮膚の余裕、瘢痕・癒着、残っている組織、目の開き・閉じやすさを診察し、再手術が適しているかを判断します。
二重幅を狭くする修正、強い食い込みやハム目、予定外線、左右差などは、原因と希望する変化に応じて術式を検討します。症例と修正方法は、二重修正・他院修正の施術ページでご確認いただけます。
| 施術内容 | まぶたを状態に応じて再切開し、瘢痕・癒着を確認しながら必要に応じて剥離し、二重ライン、皮膚、脂肪、目の開きなどを調整します。実際の術式は診察後に決定します。 |
|---|---|
| 通常の施術回数・通院 | 1回の治療計画につき、修正手術は通常1回です。術後診察を行い、抜糸は傷の状態を確認して一般的に術後7〜14日頃に行います。状態によって追加の診察・処置・再手術が必要になる場合があります。 |
| 評価時期 | 腫れ、赤み、硬さ、食い込み、左右差は時間をかけて変化します。仕上がりの評価は術後約6か月が目安ですが、状態によりさらに経過観察が必要です。 |
| 料金 | 二重切開修正・他院修正 両目770,000円(税込・自由診療)。眼瞼下垂術併用など、ほかの術式が適応となる場合は料金が異なります。診察後に適応となる術式、料金に含まれる処置、総額をご説明します。 |
| 主なリスク・副作用 | 腫れ、むくみ、内出血、出血、痛み、感染、傷跡の赤み・硬さ・凹凸、左右差、希望した仕上がりとの差、強い食い込み、予定外線、二重線が薄くなる・再癒着する、くぼみ、感覚の変化、目の開けにくさ・閉じにくさ、ドライアイ、再手術が必要となる可能性など。まれに眼窩内出血による視力低下・視力喪失が生じ、緊急処置が必要となる可能性があります。 |
一律に「○回まで」と回数だけで判断することはできません。再手術では瘢痕や癒着、組織不足などの影響を受ける可能性があるため、現在のまぶたを診察して適応を判断します。
可能な場合はありますが、全員に行えるわけではありません。過去の術式、皮膚の余裕、瘢痕や癒着、目の開き・閉じやすさ、希望する変化を確認し、利益がリスクを上回るかを判断します。
「3回目から危険」など、回数だけで区切ることはできません。同じ回数でも、過去に切除された組織や瘢痕の状態は異なります。手術歴が増えることで修正が複雑になる可能性はありますが、個別の診察が必要です。
希望する修正が難しい、または目の閉じにくさを避けるために手術をおすすめしないことがあります。皮膚の状態と目的によっては別の方法を検討しますが、実現できる変化には限界があります。
相談は可能です。現在の経過を確認し、すぐに対応が必要な状態か、待つ方がよいかをご説明します。緊急性のない見た目の修正手術は、原則として6か月経過後に評価します。
相談できます。手術記録や同意書がなくても、分かる範囲の時期・術式・経過と、手元にある写真をお持ちください。診察で現在の状態を確認します。
回数だけでは決まりません。瘢痕や癒着の範囲、行う操作、体質などにより異なります。修正内容が複雑な場合は、腫れや硬さが落ち着くまで時間がかかることがあります。
修正を検討できる場合がありますが、二重幅を広げる手術とは異なる操作が必要で、皮膚や癒着の状態によっては難しいことがあります。詳しくは、二重切開後の広すぎる二重幅を狭くする方法をご覧ください。
前回の術式・時期、皮膚の余裕、癒着や瘢痕、目の開き・閉じやすさを確認し、今は待つべきかも含めてご説明します。診察の結果、経過観察または手術をおすすめしない場合があります。
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美容整形の未来をより良きものにするために大事なのは「多様な患者さまが正しい情報を得続け、自分に合った医師や方法を選ぶこと」だと思います。FUTAEは、患者さまのサステナブルな二重整形を、美容外科医と眼科医のコラボによって支援していきます。
