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執筆・監修湯田竜司医師
湯田クリニック銀座 院長・日本形成外科学会認定形成外科専門医の湯田竜司です。
二重整形、二重修正、眼瞼下垂、クマ治療など、目元の美容外科診療を中心に行っています。
まぶたの構造や過去の手術歴、現在のお悩みを確認し、手術によって期待できる変化だけでなく、手術の限界やリスクについても丁寧にご説明しています。

二重切開後、傷の赤みが残っていると「このまま消えないのでは」「手術に失敗したのでは」と不安になる方は少なくありません。
結論からいうと、二重切開の傷の赤みは1か月で必ず消えるものではありません。数週〜数か月かけて徐々に変化することが多い一方、1〜3か月頃も赤みや硬さが残り、6か月以降までゆっくり変化する場合があります。経過には個人差があり、赤みが続く割合を一律に示せる根拠はありません。
ただし、時間とともに薄くなる切開線の赤みと、感染や出血などで早めの診察が必要な赤みは分けて考える必要があります。この記事では、二重切開後の一般的な経過、当院症例の閉眼写真、受診を急ぐ症状、傷跡を悪化させないための注意点を、日本形成外科学会認定形成外科専門医の湯田竜司が解説します。
目次
二重切開では、二重ラインに沿って上まぶたの皮膚を切開します。術後早期の炎症反応に続き、血管やコラーゲンの再構築が進むため、切開線がピンク色や赤色に見えたり、触ると少し硬く感じたりすることがあります。
術後の赤みには、まぶた全体の腫れや内出血に伴う赤みと、傷が閉じた後の切開線の赤みという二つの時間軸があります。大きな腫れや内出血が落ち着く時期と、傷跡の色・硬さがなじむ時期は同じではありません。見た目の腫れが減っていても、傷跡はまだ成熟途中の場合があります。
二重の全切開だけを対象にした自然経過の高品質な長期研究は限られており、「何か月で必ず消える」と断定できる根拠はありません。傷跡の再構築は6〜12か月ほど続くことがあり、一般的な傷跡では1年以上かけてさらに薄くなる場合もあります。これはまぶたの赤みが消える期限を示す数字ではありません。
| 時期 | 傷の赤み・見え方の目安 |
|---|---|
| 手術直後〜抜糸前 | 腫れ、内出血、切開線の赤みが見られる時期です。術後24〜48時間は少量のにじみが見られることがあります。新たに出る、増える、圧迫しても止まらない場合は手術施設へ連絡してください。 |
| 抜糸後〜1か月 | 大きな腫れは軽くなっていきますが、切開線の赤み、硬さ、むくみ、食い込みが残ることがあります。1か月はまだ完成時期ではありません。 |
| 1〜3か月 | 赤みや硬さが徐々に薄くなることが多い時期です。ただし、体質や手術内容によっては赤みが目立つ場合があります。 |
| 3〜6か月 | 傷がさらに柔らかくなり、周囲の皮膚になじんでいきます。当院では仕上がりを評価する一つの目安を約6か月としています。 |
| 6か月〜1年以降 | 薄い赤みや色の違いがさらに変化する場合があります。一般の傷跡では1年以上かけて薄くなる例もあります。赤み、盛り上がり、凹み、強い食い込みが残る場合は、傷跡の状態を診察して対応を検討します。 |
上記は一般的な目安です。傷の治り方、術式、手術歴、体質などにより経過は異なります。術後の指示は、実際に手術を担当した医師の案内を優先してください。
術後1か月は、腫れ、傷の硬さ、赤み、左右差、食い込みが変化している途中です。切開線が薄いピンク色に見える、日によってむくみ方が違う、触ると少し硬いという状態だけで、手術の成否を判断することはできません。
一方で、「時間とともに薄くなっているか」「赤みの範囲が広がっていないか」「強い痛みや見え方の変化を伴っていないか」は重要です。写真を同じ角度・照明・表情で残しておくと、変化を確認しやすくなります。
腫れや仕事復帰を含む詳しい経過は、二重切開のダウンタイムは何日?もご覧ください。
以下は、当院で二重切開を受けた方の閉眼時の経過です。症例写真は個別の経過を示すもので、すべての方が同じ期間で同じ状態になることを示すものではありません。照明、露出、メイクなど撮影条件が一致しない写真を含むため、色の違いを定量的に比較することはできません。

抜糸後は切開線の赤みが見られますが、1か月、3か月、1年と時間をかけて変化しています。
症例1の施術情報
施術名:二重切開法
現在料金:両目275,000円(税込・自由診療、2026年8月時点)。局所麻酔と、診察で必要と判断した二重切開の範囲内の追加処置を含みます。笑気麻酔・静脈麻酔、別施術、他院修正などは別料金です。掲載症例の施術当時の費用ではなく、現在の標準料金です。
回数・通院期間:手術は通常1回。抜糸・術後診察が必要で、仕上がり評価の目安は約6か月です。状態により追加の診察・処置・再手術が必要になる場合があります。
主なリスク・副作用:腫れ、内出血、出血、痛み、傷跡の赤み・硬さ・凹凸、左右差、予定外線、食い込み、感覚の変化、感染、創離開、目の閉じにくさ、ドライアイ、複視など。まれに眼窩内出血による視力低下・視力喪失が生じ、緊急処置が必要となる可能性があります。

この症例では抜糸後に赤みが強く見えます。1か月時点でも線状の赤みが残り、その後も3か月、6か月と変化しています。
症例2の施術情報
施術名:二重切開法
現在料金:両目275,000円(税込・自由診療、2026年8月時点)。局所麻酔と、診察で必要と判断した二重切開の範囲内の追加処置を含みます。笑気麻酔・静脈麻酔、別施術、他院修正などは別料金です。掲載症例の施術当時の費用ではなく、現在の標準料金です。
回数・通院期間:手術は通常1回。抜糸・術後診察が必要で、仕上がり評価の目安は約6か月です。状態により追加の診察・処置・再手術が必要になる場合があります。
主なリスク・副作用:腫れ、内出血、出血、痛み、傷跡の赤み・硬さ・凹凸、左右差、予定外線、食い込み、感覚の変化、感染、創離開、目の閉じにくさ、ドライアイ、複視など。まれに眼窩内出血による視力低下・視力喪失が生じ、緊急処置が必要となる可能性があります。

抜糸後の赤みと比べると、4か月、1年で切開線の色が変化しています。写真の撮影条件が異なる場合があるため、色だけでなく傷の盛り上がり、凹み、硬さ、食い込みも診察で確認します。
症例3の施術情報
施術名:二重切開法
現在料金:両目275,000円(税込・自由診療、2026年8月時点)。局所麻酔と、診察で必要と判断した二重切開の範囲内の追加処置を含みます。笑気麻酔・静脈麻酔、別施術、他院修正などは別料金です。掲載症例の施術当時の費用ではなく、現在の標準料金です。
回数・通院期間:手術は通常1回。抜糸・術後診察が必要で、仕上がり評価の目安は約6か月です。状態により追加の診察・処置・再手術が必要になる場合があります。
主なリスク・副作用:腫れ、内出血、出血、痛み、傷跡の赤み・硬さ・凹凸、左右差、予定外線、食い込み、感覚の変化、感染、創離開、目の閉じにくさ、ドライアイ、複視など。まれに眼窩内出血による視力低下・視力喪失が生じ、緊急処置が必要となる可能性があります。
赤みが続く期間は、医師の技術だけで決まるものではありません。次のような複数の要因が影響します。
赤みが続く期間だけで、医師の技術や手術の成否を一律に判断することはできません。手術内容と経過を確認したうえで、現在の赤みが治癒途中なのか、治療を検討すべき傷跡なのかを分けて考えます。
傷の赤みがあるだけで、感染や緊急事態と決まるわけではありません。ただし、次の症状がある場合は、通常の経過と自己判断せず、手術を受けた医療機関へ速やかに連絡してください。
手術施設へ直ちに連絡し、連絡がつかない、折り返しを待つと受診が遅れる、または夜間・休日の場合は、待たずに眼科に対応できる救急医療機関を受診してください。見え方に異常がある場合は、ご自身で運転しないでください。
眼軟膏を使用した直後は一時的にかすむことがありますが、見え方が戻らない、または悪化する場合は正常な経過として様子を見ないでください。
使用する薬と期間は手術内容や傷の状態によって異なります。市販薬や美容クリームを自己判断で切開線に塗らず、担当医の指示を確認してください。
傷を強くこする、かさぶたを無理にはがす、頻繁に触ることは避けてください。洗顔、入浴、メイク、コンタクトレンズの再開時期は、手術施設の案内に従います。
新しい傷跡は紫外線や刺激の影響を受けやすいため、早期は帽子やサングラスなど、傷に触れない方法で物理的に遮光します。日焼け止めを切開線の近くに使用するのは、創部が完全に閉じて乾き、担当医の許可が出てからにしてください。
喫煙やニコチン製品は血流や創傷治癒に影響する可能性があります。禁煙する時期と期間は、手術施設の指示に従ってください。
シリコーン製剤、マッサージ、レーザーなどが検討されることはありますが、すべての二重切開後の赤みに必要な治療ではありません。上眼瞼手術後を対象にした比較研究でも、シリコーン製剤がワセリン基剤や無治療より赤みを明確に改善するとは示されていません。まぶたは皮膚が薄く、目に近い部位です。創部が完全に閉じて乾いているか、傷の盛り上がりや凹みがあるかを診察し、適応を判断します。
赤み、盛り上がり、硬さ、かゆみ、痛みが気になる場合は、術後の時期にかかわらず診察を受けられます。早めの治療が適する傷跡もあるため、「6か月まで相談できない」という意味ではありません。
一方、術後早期は傷跡が変化しているため、赤みだけを理由にすぐ再切開することは通常おすすめしません。当院では、緊急性のない見た目の再切開については、原則として前回手術から6か月経過してから実施の適否を評価します。状態によっては、さらに経過観察をおすすめする場合があります。
十分な期間が経過しても、強い赤み、盛り上がり、凹み、段差、食い込み、予定外線などが残る場合は、原因に応じて治療を検討します。詳しくは、二重切開の傷跡は修正できる?をご覧ください。
1か月はまだ傷の治癒途中であり、赤みがあるだけで失敗とは判断できません。赤みが薄くなっているか、強い痛み・急な腫れ・見え方の変化を伴っていないかを確認します。
3か月頃も赤みが残る場合はあります。徐々に薄くなっている場合は経過観察となることがありますが、悪化している、盛り上がりや凹みが強い、痛みや分泌物がある場合は診察を受けてください。不安が続く場合も担当医へ相談して構いません。
切開した以上、傷跡が完全に存在しなくなると保証することはできません。半年は仕上がりを評価する一つの目安ですが、その後も色や硬さが変化する場合があります。
すべての方に同じ効果を保証できるクリームはありません。創部が閉じる前に自己判断で塗布すると、刺激や創の汚染につながる可能性があります。処方薬以外を使う前に、担当医へ確認してください。
メイクを再開できる時期は、傷の状態と手術施設の指示によって異なります。抜糸後でも、創部が完全に閉じて担当医が許可するまでは避け、再開後も強くこすらず、落とす際の刺激を少なくしてください。
二重切開後の赤みは、抜糸後から数か月かけて変化し、6か月以降も薄くなる場合があります。赤みの期間だけで手術の成否を一律に判断することはできません。
一方で、視力低下、強い痛み、急速な腫れ、止まりにくい出血、広がる赤みや膿などがある場合は、期間を待たずに医療機関へ連絡してください。
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美容整形の未来をより良きものにするために大事なのは「多様な患者さまが正しい情報を得続け、自分に合った医師や方法を選ぶこと」だと思います。FUTAEは、患者さまのサステナブルな二重整形を、美容外科医と眼科医のコラボによって支援していきます。
