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2018/10/11

鼻先の美容整形を行う前に知っておきたい前知識

ドクター湯田

執筆・監修医師 湯田竜司

湯田眼科美容クリニック院長 湯田竜司の「二重整形の悩み解決!」にようこそ。美容整形をお考えのあなたのお力になれますよう、今までのお客様からのお悩みにできる限りお答えします。参考になれば幸いです。

著者プロフィール

鼻先の美容整形を行う前に知っておきたい前知識
 
鼻先の美容整形にはいろいろな方法があります。
ここでは鼻先の美容整形について、口コミなどでは得られない情報を美容外科医ならではの視点からお伝え致します。

1.鼻先の美容整形はこんな方におすすめ!

・鼻先を下に向けたい
・鼻先をシュッとしたい
・鼻先を高くしたい

 
以上でお悩みのあなたは鼻先の美容整形がオススメです。

2.鼻先の美容整形はどんな手術?

鼻先を下に向けたり、上に向けたり、鼻先をシュッとしたり、鼻先を高くする手術です。

3..鼻先の美容整形の具体的な方法とは?

鼻の美容整形でよく行われているプチ整形は「ヒアルロン酸のお注射」です。
 
ヒアルロン酸は、もともと体内にあるうるおい成分。
この成分を濃縮してつくられたものが「ヒアルロン酸のお注射」です。
 
鼻筋を出したり、眉間を高くしたりするためによく行われる治療ですが、鼻先にはこのお注射はできません。
横に流れてしまったり、きれいな形をつくることができないからです。
 
ここでは美容クリニックで行われている鼻先の美容整形にどんな治療があるのかご紹介してきます。

①鼻先の糸によるプチ整形(HANAKOなど)

一番気軽にできる鼻先のプチ整形です。
直後から鼻先を自然に高くすることができます。
しかしながら3ヶ月くらいで元に戻ってしまったり
糸が皮膚を突き破ってきてしまいます。
まずはお試しでどんな感じか試してみたい!
という方向けです。

②耳の軟骨を鼻先に移植(耳介軟骨移植)

耳の軟骨を鼻先に移植することで鼻先を整えていきます。
もともとある自分の組織なので安心感はあります。
しかしながら軟骨の移植方法によっては
移植した軟骨の形がいびつに見えたりします。

③鼻尖形成びせんけいせい(鼻尖縮小びせんしゅくしょう)

鼻先を尖った(とがった)ように小さくみせる(縮小)手術です。
鼻先の軟骨を寄せたり、削ったりする手術です。

④鼻中隔延長術(びちゅうかくえんちょうじゅつ)

鼻中隔(びちゅうかく)という、鼻の真ん中の柱に当たる部分を下や前の方に延長することで
鼻先を整えていきます。
わずかの度合いも含めると、長年の経過でほぼ100パーセント左右どちらかに曲がってしまいます。

⑤鼻先シリコンプロテーゼ(L型プロテーゼ)

シリコンを鼻先に入れて整える手術です。
手術直後よりしっかり綺麗になることができ非常に人気があった手術です。
しかしながら長年の経過で鼻先からプロテーゼが飛び出たり、副作用が強く
今ではほとんどの美容クリニックで行われなくなりました。
 
しっかりプロテーゼを奥まで埋め込むことによって副作用はかなり少なくなります。

4.鼻先の美容整形のハレる期間は?

鼻先の美容整形は方法によって腫れる期間は異なります。
個人差もかなりあります。

切らない糸のプチ整形は当日麻酔でほんのり腫れる程度です。

耳の軟骨移植は5日くらいでほとんどすっきりします。

鼻尖形成(鼻の軟骨を寄せたり、削ったり)
鼻中隔延長(鼻の真ん中の柱を伸ばして鼻先をコントロールする)
鼻先プロテーゼは、1ヶ月は腫れを覚悟したほうがいいでしょう。

5.他の写真も見たい!

ただいま工事中です。

6.鼻先の美容整形を行った後、気をつけることは?

(1) ハレ

強い腫れは7日くらいで落ち着きますが、入浴などで体があたたまると一時的に腫れが悪化します。
ぬるめのお風呂か、シャワーでにしたほうがいいでしょう。

(2) お化粧

鼻先周辺のお化粧は抜糸が終わる1週間ほどはしないようにしましょう。
 

(3) こすらない

こするとハレが長引いたり、バイ菌が入ってしまうことがあります。

(4) ばい菌に注意!

鼻先はばい菌が入りやすいです。
そのため
赤み、痛み、熱感、くさい匂い、腫れ
この5兆候がある場合は要注意です。
すぐにクリニックを受診しましょう。

7.鼻先美容整形のよくあるトラブル

(1) 変化が少ない

変化が少ない場合は再度同じ手術をするか、鼻中隔延長術を検討する必要があります。
ただし変化が大きいほど、鼻が曲がったり、ゆがんだり、皮膚をつきやぶったりするリスクは高まります。

(2) 鼻がゆがんだ!!

変化を大きく出そうとすると、鼻がゆがんだりすることがあります。
お手直し手術が必要になります。

(3) 皮膚が赤い

鼻先の負担が大きいと、鼻が赤くなったりします。
通常時間とともに改善されますが、痛みがでたり、匂いがしたりする場合はすぐ処置が必要です。