2019/12/17

脂肪吸引後、冷凍保存した脂肪を注入するのはやめたほうがいい(医学論文あり)

ドクター湯田

執筆・監修医師 湯田竜司

湯田クリニック銀座 院長・日本形成外科学会認定形成外科専門医の湯田竜司です。 二重整形、二重修正、眼瞼下垂、クマ治療など、目元の美容外科診療を中心に行っています。 まぶたの構造や過去の手術歴、現在のお悩みを確認し、手術によって期待できる変化だけでなく、手術の限界やリスクについても丁寧にご説明しています。

著者プロフィール

脂肪注入を考えているあなた「脂肪吸引した脂肪を冷凍保存すれば、もう一回脂肪注入できるって、ある美容クリニックに書いてあるけど本当??」 とお悩みではないですか? 今回も「ゆだクリッ」「ゆだくり」のドクターユダが、本記事で下記の内容を解説します。 本記事のテーマ 「脂肪吸引後、冷凍保存した脂肪を注入するのはやめたほうがいい(医学論文あり)」 この記事の信頼性 この記事を書いている私は、眼科・美容外科・形成外科専門医(日本形成外科学会認定)です。 2017年の美容整形国際学会でも一流美容外科医のトロフィーを受賞しました。 国内医学雑誌特集号にも、美容整形について執筆経歴があります。 (著者プロフィールへ) 読者さまへのメッセージ 脂肪注入を考えているあなたは、この記事を読めば、採取した脂肪を冷凍するのは良くないと理解できます。 それでは詳細について見ていきましょう。

脂肪吸引後、冷凍保存した脂肪を注入するのはやめたほうがいい(医学論文あり)

脂肪吸引後、冷凍保存した脂肪を注入するのはやめたほうがいいです。 理由は、冷凍した脂肪は大部分、死んだ細胞になるからです。 2018年の「Plastic and Reconstructive Surgery」という世界的に有名な形成外科・美容外科医学雑誌に研究された内容が発表されています。 Plast Reconstr Surg. 2018 Jan;141(1):104-115Biological Properties and Therapeutic Value of Cryopreserved Fat Tissue.Author informationTokyo and Tochigi, Japan From the Department of Plastic Surgery, University of Tokyo, School of Medicine; and the Department of Plastic Surgery, Jichi Medical University. 冷凍保存の条件は ①-80℃ ②-196℃ の条件で、冷凍した脂肪を研究したところ、両者とも大部分死んだ細胞になっていたようです。 死んだ脂肪細胞を注入すると、ボリュームは確かに増えますが(線維組織などに置き換わる)、嚢胞(オイルシスト)を形成したりと リスクが高すぎますので 絶対にやめたほうがいいです。 以前、私が勤務する美容クリニックで学会発表した 長期冷凍保存脂肪を用いた脂肪注入術―第 2 報 冷凍保存脂肪の効果― 著者:市田 正成、湯田 竜司 第37回 日本美容外科学会総会(2014年9月3日~4日) になりますが、私の見解としては 「脂肪吸引後、冷凍保存した脂肪を注入するのはやめたほうがいいです。」 今回の記事は以上になります。 他にも、二重整形に関する有益な情報を美容コラムやyoutubeでもご紹介していますので 良かったら見てみてください。 公式 湯田ちゃねる]]>

湯田クリニック銀座 院長 湯田竜司医師

MEDICAL REVIEW

この記事の執筆・医学監修

執筆・医学監修

湯田クリニック銀座 院長/日本形成外科学会認定 形成外科専門医

診察では、期待できる変化だけでなく、適応、限界、リスク、他の選択肢、手術を見送る判断についてもご説明しています。

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初回公開日

最終更新日

INFORMATION

本記事の医療情報について

01

情報の位置づけ

本記事は一般的な医学情報の提供を目的としており、個別の診断や治療方針を確定するものではありません。適応は診察のうえ医師が判断します。

02

効果・経過の個人差

効果、仕上がり、腫れ、内出血、傷跡、回復期間には個人差があります。記事内の経過や症例は、すべての方に同じ結果を保証するものではありません。

03

更新方針

公開後も診療内容、料金、学会・公的資料等を確認し、必要に応じて内容を見直します。日付は実際に公開・更新した情報に基づいて表示しています。

FREE MEDICAL TREATMENT

記事に関連する自由診療の料金・主なリスク

脂肪吸引

自由診療・税込
参考料金
330,000円(税込)〜550,000円(税込)
主なリスク・副作用
腫れ、内出血、感染、血腫、凹凸、左右差、皮膚のたるみ、しびれ、拘縮、傷跡など

吸引部位・範囲により料金が異なります。

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施術費用のほか、診察・麻酔・薬剤・追加処置等の費用が必要となる場合があります。契約前に施術内容と総額をご説明します。

参考文献・関連する公的/学会資料
  1. 厚生労働省「医療法における病院等の広告規制について」
  2. 消費者庁「美容医療を受ける前に確認したい事項と相談窓口」
  3. 日本形成外科学会「脂肪吸引(リポサクション)」
  4. 日本美容外科学会(JSAPS)

外部資料は一般的な情報確認のためのものです。個別の診断・施術適応については診察時にご説明します。