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2020/05/25

加齢と共に深くなるほうれい線を消す方法。予防と対策でマイナス10歳を目指すアンチエイジングケア。

ドクター湯田

執筆・監修医師 湯田竜司

湯田眼科美容クリニック院長 湯田竜司の「湯田先生の相談室」にようこそ。美容整形をお考えのあなたのお力になれますよう、今までのお客様からのお悩みにできる限りお答えします。参考になれば幸いです。

著者プロフィール

目次

ほうれい線とは?

ほうれい線

ほうれい線とは、鼻の横から口の外側に伸びる「老け顔」に特徴的な溝のことです。

実はほうれい線は誰しもがもつものです。

大事なことは、目立つかどうかということ。

ほうれい線が目立つと老けた印象になり、いつまでも若々しく魅せたいあなたには天敵ともいえるでしょう。

ほうれい線の原因

分からない

ほうれい線が目立つ原因には一体どんなものがあるのでしょうか?
一つずつ見て参りましょう。

乾燥が原因

ほうれい線が目立つ原因の一つに乾燥があります。

理由は、乾燥すると顔に小じわが目立つようになり、ほうれい線を際立たせる原因になります。

乾燥によるしわは「乾燥小じわ」とも呼ばれ、皮膚の薄い部分に小さく刻まれることが多いです。肌は外側から順に「表皮(ひょうひ:私たちが普段、皮膚としてみているところ)」「真皮(しんぴ:コラーゲンが含まれているところ)」「皮下組織(ひかそしき:セルライトなどの皮下脂肪があるところ)」の3層構造となっています。
「表皮」一番外側には「角質層(かくしつそう:お肌のひび割れが生じるところ)」があります。
肌が乾燥することで角質層にある角質が剥がれ、角質層の肌の潤いが蒸発し、肌に隙間ができてしまいます。
これが乾燥によるしわです。最初は小さな細かいしわですが、そのままにしてしまうと大きな深いしわに進行してしまいます。

 

睡眠不足による肌のターンオーバー(新陳代謝)の乱れ

睡眠不足も乾燥と同様、顔の小しわを目立たせ、ほうれい線を際立たせる原因となります。

私たちは寝ている最中にターンオーバーという肌の生まれ変わりが起きています。
ターンオーバー(turnover)=回転率という意味です。

肌は常に生まれ変わりが起きています。
生まれ変わりの様子は、肌の深い層が徐々に上に移動して、最終的には剥がれ落ちるように、下から上に回転しています。
この回転のスピードを肌のターンオーバーと呼ぶわけです。

ターンオーバーが起こるために必要なホルモンが「成長ホルモン」です。
成長ホルモンは名前の通り、骨や筋肉などの成長を促すホルモンです。
また、肌の水分を保つ働きや、肌の細胞の再生を促進する働きがあり、美しさの維持にも重要な役割を果たしています。
この成長ホルモンは質のよい睡眠を取ることで多く分泌されると言われています。

つまり睡眠不足になってしまうと、成長ホルモンの分泌が抑制される→ターンオーバーが乱れる→肌の生まれ変わりのペースが遅くなる→小じわが定着する→ほうれい線が際立つという悪循環に陥ってしまいます。

このように、睡眠不足もほうれい線を目立たせる原因となってしまうのです。

 

紫外線のダメージによる肌弾力の低下

紫外線のダメージによる肌弾力の低下も、ほうれい線が目立つ原因となります。

紫外線によって肌弾力が低下すると、しわやたるみを悪化させ、ほうれい線はますます目立ってしまいます。
紫外線と聞くとシミの原因と考える方が多いかもしれません。ですが、紫外線は肌にダメージを与え、肌弾力を低下させてしまいます。
肌弾力が低下すると、お顔のしわやたるみを引き起こします。

先程お伝えした通り、肌は表皮・真皮・皮下組織の3層構造になっています。
その中でも真皮層は①コラーゲン(肌のハリを維持する成分)②エラスチン(肌の弾力を維持する成分)③ヒアルロン酸(肌の潤いを維持する成分)から構成され、これらによって肌の弾力や強さは保たれています。
紫外線の一部は肌の深くまで入り込み、直接コラーゲンとエラスチンを破壊し、さらにはコラーゲンやエラスチンを作るための繊維芽細胞(せんいがさいぼう)も攻撃します。
それによりハリや弾力を維持する力が徐々に弱まってきます。

確かに紫外線で日焼けをすると、お肌が小麦色になり、一時的にしわやたるみを目立たなくさせる効果があります。
しかし、長い目で見るとデメリットだらけなのです。

このように紫外線はしわ、たるみを引き起こし、ほうれい線を深くする原因でもあるのです。

 

ほうれい線ができやすい表情のくせがある

ほうれい線は普段何気なくとっている表情のくせでも目立つようになってしまいます。
では、どんな表情がほうれい線を目立たせるようにするのでしょうか。

それは無表情です。

顔には皮膚を支える表情筋という小さな筋肉がたくさんあります。
この筋肉のおかげで私たちは様々な表情を作れるのです。
普段から表情が豊かな人は自然と表情筋を使って鍛えられています。

一方で表情が乏しい人は筋肉が衰え、皮膚を支える力が弱くなるためほうれい線が目立つようになります。
 
 

加齢による頬のたるみ

ほうれい線が目立つ原因としてやはり加齢による影響は大きいです。

頬はほうれい線の真上にあり、たるむことでよりほうれい線をくっきりと目立たせてしまうからです。

頬にはバッカルファットとメーラーファットという2つの脂肪細胞があります。
若い人はこれらがこめかみから頬の上部にあり、頬にふっくらとした膨らみを与えます。
これにより若々しい印象が与えられるのです。
この2つの脂肪細胞は先程お伝えしたリガメントと呼ばれる硬い膜によって支えられていますが、加齢とともにこれが緩くなってしまいます。

そうすると脂肪の重さで皮膚がたるみ、頬の位置が下がります。
これによりほうれい線の影が濃く見えるようになる=ほうれい線が目立つというわけです。

年代別。ほうれい線の原因と消す方法を解説

年齢によってほうれい線が目立ってしまう原因と消す方法は異なります。
それではこれから年代別の原因と対処法を見て参りましょう。

20代ほうれい線の原因は紫外線による乾燥


20代のほうれい線の原因は主に紫外線による乾燥です。

20代の場合、加齢による内側からの原因ではなく、紫外線のような外側からの刺激が原因でほうれい線は目立ちます。

肌はもともと水分を閉じ込めたり、外側からの刺激を防御するバリア機能を持っています。
しかし、紫外線を浴び続けてしまうとこのバリア機能は低下してしまいます。
それに加え、肌はバリア機能が低下すると自らの肌を守ろうと角質を厚くさせます。
角質が厚くなると肌の水分補給も難しくなり、ますます乾燥してしまいます。

紫外線により肌が乾燥することで顔に小じわが目立つようになり、結果としてほうれい線を際立たせてしまうのです。

20代のほうれい線を消す方法


それでは20代のほうれい線を消す方法をお伝えします。
20代は紫外線による乾燥が原因なので
UVケアと保湿ケアを徹底することが重要です。

UVケアを行うことで紫外線による肌のダメージを最小限にすることができます。
そして日々の保湿をしっかり行うことで乾燥による小じわやほうれい線が目立つことを防げます。
以上が20代のほうれい線を消す方法です。

30代ほうれい線の原因はコラーゲンの減少

30代のほうれい線の原因はコラーゲンの減少です。

コラーゲンのピークは20代前半までとされており、そこからは年々減少していきます。
コラーゲンは肌のハリを維持する成分です。
コラーゲンが減ることでそれまであまり気にならなかった肌のハリや弾力のなさが気になるようになります。
それにより小じわやほうれい線が目立つようになるのです。

30代のほうれい線を消す方法

それでは30代のほうれい線を消す方法をお伝えします。

30代はコラーゲンの減少するスピードを遅くするための対策が必要です。

コラーゲンは体内で作られる成分です。その材料となるのは魚や肉、大豆、卵といったタンパク質です。
タンパク質は体内に入るとアミノ酸に分解され、アミノ酸が合成されてコラーゲンとなります。そしてこの合成にはビタミンCが必要です。

タンパク質とビタミンCをしっかり摂取することでコラーゲンの再構築を促すことができます。

化粧品にもコラーゲン配合と書かれている商品はたくさんありますが、皮膚の外側から直接肌の内部にコラーゲンを入れることはできません。
コラーゲンは分子が大きく、角質層までしか浸透しないのです。
なぜ化粧品にコラーゲンが配合されているかというと、ほとんどの場合が皮膚を保湿するためです。

そのためコラーゲンの再構築を促し、減少スピードを遅くするためには食事という内側からのケアが重要となるのです。

以上が30代のほうれい線を消す方法です。

40代ほうれい線の原因は口周りの筋力の低下

40代のほうれい線の原因は口周りの筋力の低下です。
40代になると若い人と比べ体全体の筋肉が衰えていきますが、顔の筋肉も例外ではありません。

口周りをはじめとする表情筋が衰えることで、たるみやほうれい線などのしわは定着していきます。
それにより「老け顔」はどんどん進行していくのです。

40代のほうれい線を消す方法

それでは40代のほうれい線を消す方法をお伝えします。

口周りの筋力の低下が原因ですので、お顔の体操を行い顔の表情筋やその周りの筋肉を刺激し、固くなった筋肉をほぐしてあげることが必要です。

固くなった筋肉がほぐれていくことで徐々にほうれい線が解消され、肌と筋肉のハリ・弾力も改善するため目立ちにくくなります。
以上が40代のほうれい線を消す方法です。

50代ほうれい線の原因は加齢による頬のたるみ

50代のほうれい線の原因は加齢による頬のたるみです。

50代になると肌のあらゆる機能が低下するため、ほうれい線が深く目立ちやすくなります。
肌のハリや弾力を維持するコラーゲンやエラスチンは年々減少していき、表情筋は衰えていきます。また加齢により骨密度が低下することで頭蓋骨自体も小さくなるため、その分皮膚が余り、たるみが生じます。
このように50代は様々な要因が重なることで頬がたるみ、ほうれい線が目立つようになるのです。

50代のほうれい線を消す方法

それでは50代のほうれい線を消す方法をお伝えします。
50代の方は加齢による頬のたるみが原因ですので、美顔器を用いたケアが有効です。
美顔器から出る「超音波」や「弱い電流」が顔の肌の細胞や筋肉に働きかけ、たるみを深層からケアすることができるのです。
以上が50代のほうれい線を消す方法です。

ほうれい線を消してマイナス10歳。セルフマッサージ方法


ほうれい線が目立たなくなることでお顔の印象はぐっと若返ります。

マイナス10歳も夢ではありません。

それではこれからご自身でも簡単にできるセルフマッサージの方法をご紹介していきましょう。 

顔体操

顔体操についてご紹介します。

ほうれい線が目立つ原因は表情筋の衰えです。
無表情や何気なくしている表情のくせにより筋力は低下し、筋肉自体も凝り固まってしまいます。
顔体操をすることで固まった筋肉がほぐれ、ハリや弾力の改善が期待されます。これによりほうれい線が目立たなくなります。

表情筋トレ

それでは簡単にできる表情筋トレを見ていきましょう。
(1)あいうえお体操
頬のリフトアップや小顔効果が期待できたり、表情を豊かにしたりするトレーニングです。
①口を「あ」の形にして大きく開けましょう。このとき目も一緒に大きく見開くと、目元のたるみにも効果的です。
②口の形を「い」の形にします。この時横にしっかり引くようにしてください。頬の筋肉にも力を入れる意識で行いましょう。
③唇を前にぐーっと突き出して「う」の形にします。口周りや顎にも意識を向けます。
④口を「え」の形にして笑顔になりましょう。頬を上にしっかりと引き上げるようにします。これに舌を「ベー」っと下に出し動きも足すと顎のたるみにも効果的です。
⑤口を縦長に開けて「お」の形にします。口の横に力を入れる意識で行います。
(2)ふぐ顔体操
ほうれい線の他に口角下から顎にかけてのマリオネットライン(口角から下に向かって伸びる溝のこと)にも効果が期待できるトレーニングです。それぞれの動きは10秒ずつ行いましょう。
①口の中全体に空気をためて頬を膨らませます。空気を使って頬の内側からほうれい線をのばすような意識で行いましょう。
②口の中の空気を左頬に移動、同様に右側に空気を移動します。
③空気を鼻下に移動します。
④下唇の下に空気を移動します。空気を使ってマリオネットラインを内側からのばすようにすると効果的です。
⑤再度①を行います。

舌グルグル回し

口周りの筋肉を鍛えるトレーニングです。
①口をすぼめて上の歯茎→右頬→下の歯茎→左頬の順に大きな円を描くように舌を回します。これを20回繰り返します。
②①の反対回りを同様に20回行います。

顔ツボマッサージ

深く刻まれたほうれい線はリガメントのこわばりも原因です。この固まったリガメントをしなやかに戻す顔ツボマッサージの方法をご紹介します。
①小鼻の横(頬骨の下のあたり)がスタート地点です。まずはここを親指で斜め上に向かって押します。
②頬骨に沿って外側に少しずつ指の位置を移動させながら押し上げていきます。頬骨のへこみの上端のあたりまで行いましょう。
①②を繰り返し、1日2分間ほど行います。
頬骨の下に親指を潜り込ませるようにして斜め上に押し上げるのがポイントです。「痛気持ちいい」程度の強さで、1ヶ所につき3秒ほど押しましょう。

カッサプレート

カッサプレートを用いたセルフマッサージもほうれい線を目立たなくするために有効です。

カッサプレートという専用の板を使ってマッサージすることで顔の血流がよくなり、表情筋もほぐれやすくなります。

やり方は顎→口角→ほうれい線→目頭の下の順にカッサプレートで小さく円を描くようにしながらマッサージをしていきます。これを左右3回ずつ行います。カッサプレートには尖った部分があるのでその部分を使うと上手に行えます。

頭皮マッサージ


頭皮マッサージもほうれい線を目立たなくする方法の一つです。
頭の筋肉と顔の筋肉は直結しています。そのため頭の筋肉をほぐすことで顔の筋肉にも影響を与え効果が高く現れやすくなります。

ほうれい線やフェイスラインのたるみの原因となるのは側頭部(そくとうぶ:頭の横側のこと)のコリです。
この部分を1日1〜2分程度ほぐすことを習慣づけましょう。

ほうれい線を消すには保湿メインのスキンケアが重要

ほうれい線を消すためのスキンケアで最も大切なことは保湿です。
 
肌が乾燥すると、キメが乱れて小じわができます。その小じわをそのままにしておくとほうれい線として肌に定着してしまいます。そこで、日常のスキンケアに保湿がとても重要になります。
 

フェイスマスクで水分チャージ


まずはフェイスマスクで水分チャージを行いましょう。
フェイスマスクは、美容成分の浸透を助けます。
フェイスマスクには「即効性」と「保湿力」があります。フェイスマスクの効果を最大限に発揮するためには使用する手順や時間が大切です。
タイミングとしては入浴後など血行が良くなり毛穴が開いた状態でするのがおすすめです。洗顔後、化粧水でお肌に水分を十分に与えた後の清潔な肌にフェイスマスクをします。そうすることで美容成分の浸透率が高くなり効果的です。その後は乳液やクリームなどで潤いを逃がさないように蓋をしてあげるといいです。
 

美顔器で肌の内側からリフトアップ


美顔器で肌の内側からリフトアップを目指すのもいいでしょう。
リフトアップにはリフトアップレーザー(最新のモノポーラRFやハイフ)がお勧めです。
即時的効果を最大限に得たいのであれば美容医療機関へ行くことをお勧めします。なぜなら、強力な美容機器は医師がいる医療機関でのみ取り扱うことができるからです。
医療機関以外の所で扱う美顔器は、医療機関で使う美容機器とは効果は大きく劣りますが、日常の中で補助的に使うことは悪くはありません。この2つを併用していくことが理想です。
近年、多くのメーカーから多種多様な美顔器が販売されています。どれを選べばいいのか迷ってしまいますが、自分の生活スタイルや目的に合ったものを選択できるといいですね。

しわ改善美容液をプラス


しわ改善美容液を日々のスキンケアにプラスするのも有効です。
しわは、コラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンなどが不足するとできます。
 通常はコラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンなどで構成されている真皮が土台となって肌の弾力やハリをキープしています。しかし加齢などの影響から真皮が減ったり変形をしてしまうと肌の弾力やハリが失われてしまいます。その結果、頬がたるみ頬の境界線であるほうれい線に肉が乗るためほうれい線が目立つようになります。
 そこで、これらのコラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンを維持するための成分を配合した化粧品を選ぶことをお勧めします。ただし、コラーゲンやヒアルロン酸は高分子であり直接肌へつけても肌の中まで浸透しにくいため低分子のものを選ぶといいです。また、コラーゲンの生成を促す成分が入った化粧品もお勧めします。例えばレチノール(肌の健康を保つビタミンAの一種)やナイアシンアミド(肌の代謝に関わるビタミンB群の一種)、ビタミンC誘導体(ビタミンCを肌に吸収しやすくしたもの)などです。
日々のスキンケアでは保湿だけではなく、しわ改善に有効な成分を取り入れるということも意識していきましょう。

クリームで蓋をして潤いを逃さない


クリームで蓋をして潤いを逃さないことも大切です。
化粧水の後は乳液やクリームなどを使うようにしましょう。
乳液やクリームには、水分が蒸発しないように蓋をする役目があります。水分はそのままだとすぐに蒸発して保湿効果が失われてしまいます。化粧水はほとんどが水分です。化粧水で肌に水分を与えた後は油分の入った乳液やクリームで水分を逃さないように蓋をして潤いを逃さないようにしてあげるといいです。
スキンケアでの保湿が最大限にキープできるように、最後はクリームで蓋をすることを覚えておきましよう。

ほうれい線におすすめな美容グッズ


ほうれい線を治したい方には、美容医療で取り扱う最新のモノポーラRF(高周波・ラジオ波)とハイフがおすすめです。
理由は、簡単に気軽にフェイスアップができるからです。
しかし、これらの機器は医師のいるところでしか扱うことができません。
ほうれい線を治すには、医療の力と、医療でない力の2つに頼るしかありません。
医療の力は、「ヒアルロン酸注入」「手術(フェイスリフト)」「糸リフト」「リフトアップレーザー(最新のモノポーラRFやハイフなど)」に分けることができます。
医療でない力は、「マッサージ」「美顔器」「顔筋トレ」「顔体操」などです。
医療でない力より、医療の力の方が効果や即効性があります。
なぜなら、医療並みの治療は美顔器やホームケアでは禁止されているからです。効果が強力な美容行為は日本では医師のみしか許されていません。
あくまでも補助的な役割として日常に美容グッズなどを取り入れることは悪くはありません。
では、身近な美容グッズにはどのようなものがあるのでしょうか。
 

口にくわえてお顔の筋肉を鍛えるグッズ


まずは口にくわえてお顔の筋肉を鍛えるグッズです。
頬の筋肉が衰えると頬が垂れてほうれい線が目立ちます。
顔の筋肉を鍛えることはほうれい線を改善するためにはとても大切です。
なぜなら、筋肉は皮膚を支える土台となっています。筋肉が衰えると、脂肪が衰えて、垂れ下がってしまうのです。
多くの人が日常生活で顔の筋肉を最大限使うことがありません。そのまま過ごしていると筋肉は衰えてしまいます。
ほうれい線の改善、予防のためには意識して顔の筋肉を鍛える必要があります。美容グッズなどを使って筋肉を鍛える方法で日々のケアをしていくといいでしょう。なかでも、口に加えてお顔の筋肉を鍛えるグッズは口の周りの筋肉に集中的に負荷を加えることで効果的な表情筋運動ができます。
ほうれい線の改善にはこのようなグッズを取り入れることがおすすめです。
 

EMS(低周波)美顔器


続けてEMS美顔器についてご紹介します。
EMS美顔器は、筋肉を引き締める効果があります。
EMS(Electrical Muscle Stimulation)とは、電気的筋肉刺激のことです。いわゆる筋肉に微弱な電流を流すことによって筋肉に刺激を与え、筋肉を強制的に動かします。これにより筋肉運動時と同じ状態を作り出し、引き締めます。運動神経に電流を
流すことで筋肉を刺激し、効率よく筋肉を鍛える運動法です。
これによりお顔の筋肉が引き締まり、ほうれい線が目立たなくなるのです。

RF(ラジオ波)美顔器


次にRF美顔器です。
RF美顔器は、リフトアップや美肌効果があります。
RF(Radio Frequency:ラジオ波)とは、水分に反応して、物を深部からあたためる高周波のことです。
原理原則は、表皮、真皮、皮下組織に熱を加えることで、熱収縮によるリフトアップ効果と、2次的に起こるコラーゲンの増生による、皮膚のハリと弾力を増やしてリフトアップする、この2つの効果でリフトアップを起こさせます。また、コラーゲンが増えることによってハリや弾力が増すことから美肌効果も得られます。
美容医療機関で取り扱うことのできる機器はそれ以外の場所で扱う機器とは違って強力なものになります。即時的な効果を最大限に得るためには、美容医療機関へ行くことをお勧めします。

この他にも美容グッズはたくさんあります。
しかし、美容医療に勝るものはありません。美容グッズはあくまでも補助的な役割として美容医療と併用していくことをお勧めします。

ほうれい線が出やすい習慣4つ


年齢と共に目立ってくるほうれい線。しわ対策に力をいれて改善しようと考えがちですが、実はほうれい線の原因はそれだけではありません。
日常生活での様々な習慣が関係しています。
では、具体的に見ていきましょう。

睡眠時間が短い


まずは睡眠が短いとほうれい線が出やすくなります。
ほうれい線の原因でも述べたように、睡眠不足になってしまうと成長ホルモンの分泌が抑制される→ターンオーバーが乱れる→肌の生まれ変わりのペースが遅くなる→小じわが定着する→ほうれい線が際立つという悪循環に陥ってしまいます。
成長ホルモンは、寝ている間に脳の脳下垂体前葉という部分から分泌されます。この成長ホルモンには日中に受けたダメージを回復してくれる力があります。睡眠不足に陥ってしまうと、成長ホルモンがしっかり分泌されず、肌のターンオーバーが乱れてしまうのです。
さらに睡眠不足によって新陳代謝が低下して血行が悪くなり、肌に十分な栄養を届けられなくなります。
このように睡眠不足は肌の活性化を止めてしまい、さらに新陳代謝が低下してしまいます。その結果、肌が栄養不足となって乾燥し、ほうれい線が深くなります。
ほうれい線対策に睡眠はとても重要となります。

タバコを吸う


続けてタバコを吸うことです。
タバコを吸うと老化が促進してしまいます。
喫煙により血管は急激に収縮し、そのためヘモグロビン(血液中にある赤血球の中に存在するタンパク質で、全身へ酸素を運搬する役目を担っています。)による酸素の供給が滞ってしまい代謝が悪くなります。その結果、体内の老廃物が排出されにくくなり蓄積され、老化が促されてしまうのです。
またタバコを吸うと「活性酸素(細胞の老化を早める物質)」が発生し、これを除去しようとビタミンCが大量に消費されます。ビタミンCはコラーゲン(肌のハリを維持する成分)生成に欠かせない要素です。このビタミンCが不足することで肌のたるみを促進させます。
このようにタバコを吸うと血流を悪くして皮膚のターンオーバー(生まれ変わり)を乱します。さらに活性酸素が発生してビタミンCが消費されることでコラーゲンが不足します。その結果、肌が乾燥してシワが深くなり、ほうれい線が目立ってしまうのです。

週に1度体を動かす習慣がない


週に1度体を動かす週間がない方もほうれい線が出やすくなります。
ではなぜ運動不足になるとほうれい線が目立つようになるのでしょうか。
それは、リンパと血液の流れが悪くなるからです。
まず、リンパの役割は細胞にとって不要となった老廃物を回収します。このリンパの流れは筋肉を動かすことにより促されるため、運動不足になるとこのリンパの流れが滞りやすくなります。そしてリンパの流れが滞ることで老廃物の排出も滞り、これがたるみが生じる原因になります。
また、リンパと同様に血流も悪くなります。身体の筋肉には全身に血液を送るポンプのような働きがあります。運動不足になると身体全体の筋力が低下することで血液を全身に送るポンプの力も弱まってしまいます。
血流が滞ると血液によって運ばれる栄養も滞るため、身体が栄養不足となり機能が低下して肌への栄養も不足してしまいます。
このように、運動不足になるとリンパや血流が滞ってしまうため肌が栄養不足となって肌のハリを維持するコラーゲンの生成も滞ってしまいます。その結果、コラーゲンの減少した肌はたるみやすく、ほうれい線が目立ちやすくなってしまいます。

紫外線対策をしていない


紫外線対策をしていない場合もほうれい線が出やすくなります。
紫外線はコラーゲンを分解します。
紫外線には「UVA」=紫外線A波、「UVB」=紫外線B波があります。この中でも「UVA」=紫外線A波は日差しを浴びた後に肌をすぐ黒くする紫外線です。窓ガラスなども通過して肌の奥深い真皮層(しんぴそう:コラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンが含まれるところ)まで届きます。真皮層に含まれているコラーゲンは肌に弾力とハリをもたらす大事な役割を果たします。しかし肌が紫外線にさらされるとこのコラーゲンが分解されて減ってしまうのです。
このように、肌のコラーゲン量が低下することでシワやたるみなど肌の光老化を促す原因となります。その結果、ほうれい線が深くなります。
                          

ほうれい線を完全に消すにはセルフケアでは限界がある


ここまでセルフケアについてご紹介してきましたが、ほうれい線を完全にはセルフケアでは限界があります。
年齢を重ねるごとに深く刻み込まれてしまったほうれい線はセルフケアである程度目立たなくさせることはできても完全に消すことは難しいのです。
現在は様々なメーカーからたるみに効果的な化粧品や機械が出ています。ですが、市販のものは安全性を第一に作られているので、医療機関である美容クリニックで提供する治療と比較すると圧倒的に効果は劣ります。
そのため日々のセルフケアはもちろん重要ですが、完全にほうれい線を消すためには美容整形をうまく取り入れることも必要となってきます。

ほうれい線を美容整形で改善する方法


 

サーマルフェイスNEO


サーマルフェイスNEOはリフトアップレーザーの中の一つで「モノポーラーRF」と呼ばれる種類のレーザーになります。
リフトアップレーザーは皮膚や皮膚の下にある脂肪やコラーゲン、線維組織に熱エネルギーを加えます。そうすることで熱による収縮と、二次的に起こるコラーゲンの増生効果がもたらされ、皮膚にハリと弾力を与えます。
リフトアップレーザーにはたくさんの種類がありますが、モノポーラーRFが皮膚や皮膚の下に加える熱エネルギーは他のものに比べはるかに大きく、その分効果も実感されやすいです。
しかし、たるみが進行している55歳以上の方には少し効果が感じられにくいかもしれません。理由としてはコラーゲンの産生能力自体が弱くなってきていることや、たるみの程度が強くレーザーでは引き上げきれないということが挙げられます。
そのようなデメリットもありますが、施術直後からメイクや洗顔もできてしまうダウンタイムの無いレーザーですので、顔のたるみが気になり始めた方や気軽にケアしたい方にはオススメの治療です。

ハイフ


ハイフもリフトアップレーザーの一つで現代におけるたるみ治療ではメジャーな治療法です。
先程ご紹介したサーマルフェイスNEOと同様、皮膚や皮膚内部に熱エネルギーを加えることで肌を引き上げます。正直レーザー単体の効果はサーマルフェイスNEOの方に軍配が上がります。ですが、この2つを組み合わせるとほうれい線改善の効果は格段に上がります。
サーマルフェイスNEOは効果が高い分ダメージも強く半年に1回しか照射することができません。照射後3ヶ月の間は徐々にリフトアップしていきますが、そこから3ヶ月何もしていないとたるみがまた出てきてしまいます。そのためサーマルフェイスNEO照射後3ヶ月の時点でハイフを当てることでよりよい状態をキープできるようになるのです。
どちらもダウンタイムがないレーザーですので、ほうれい線治療を気軽に行いたいけれど効果もほしいという方にはおすすめの組み合わせです。

フェイスリフト


フェイスリフトはほうれい線やフェイスラインのたるみが気になる方が適応となる手術です。
こちらは顔の皮膚を引き上げて、余った皮膚は切り取ってしまうことでしわを無くすという手術になります。
もちろん皮膚だけを引き上げるのではなく、肌内部の土台の部分から強制的に引き上げますので、効果の実感は非常に高いです。
しかしながら皮膚を切開するため、やはりダウンタイムの期間は長くなります。また切開する部分もあまり目立たない部分を選択するものの、傷跡として残ってしまうことは避けられません。
いくつかリスク、デメリットはありますが、「ほうれい線を消したい!」と強く思われる方には1番おすすめとなる治療方法です。

スレッドリフト


スレッドリフトは切らずに糸で引っ張ることによりフェイスリフトをする施術です。
ほうれい線やマリオネットラインが深くなったと感じる方や、頬や顎のたるみが気になる方が適応となります。
スレッドリフトではトゲのようなものがついた糸を挿入して肌内部の組織へ引っ掛けるようにします。使用する糸は数ヶ月かけて体内に吸収され、人体に悪影響を及ぼすことはありません。糸によりお肌のたるみを持ち上げてシャープで若々しいお顔に整えます。
施術翌日からメイクもでき、ほぼダウンタイムがない施術ですが、ばい菌が入ったり、皮膚が凸凹したり、糸が原因で痛みが出たりするリスクはあります。
先程ご紹介したリフトアップレーザーは55歳を過ぎると効果の実感が弱まるので、そのような方で手術は怖い、ダウンタイムが気になるという方におすすめです。

ほうれい線を消すためのおすすめ治療方法

それでは当院の院長である、湯田先生がおすすめするほうれい線を消すための治療方法をお伝えします。

フェイスリフト→湯田先生が一番勧めたい治療方法

湯田先生おすすめ
湯田先生がほうれい線改善のために1番おすすめする治療方法はフェイスリフトです。
理由としては、他のどの治療法にも勝る圧倒的な引き上げ力が挙げられます。
ダウンタイムの長さなど手術特有のデメリットはもちろんありますが、ほうれい線の治療に臨まれる方はやはりしっかりとした効果が得られることが重要と考える方が多いです。
もちろん気軽にできて効果が絶大な治療があれば1番なのですが、現在はまだそのような夢のような治療がありません。たくさんの患者様を見てきて、気軽にできて「ちょっと変わったかな?」という治療よりも、ダウンタイムを経て「すごく変わってる!」と思える治療の方がトータル的な満足度は高いと感じております。
少しハードルが高いと感じられるかもしれませんが、確実に効果を出したいと考えている方にはフェイスリフトをおすすめします。

まとめ


ここまでほうれい線を消すための予防法や対策をお伝えしてきました。
ほうれい線が目立つ原因はいくつもあります。日々のセルフケアも重要ですが、それだけで対処していくのには限界があります。
そして年齢、ほうれい線の深さ、肌質によっても適切な対処法は異なります。
「最近ほうれい線が気になる」「頑張っているけれど全然良くならない」とお悩みの方は、ぜひ一度美容クリニックにご相談してみてはいかがでしょうか。