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2018/10/24

眼瞼下垂手術でお客様からよく聞かれるお悩み集

ドクター湯田

執筆・監修医師 湯田竜司

湯田眼科美容クリニック院長 湯田竜司の「二重整形の悩み解決!」にようこそ。美容整形をお考えのあなたのお力になれますよう、今までのお客様からのお悩みにできる限りお答えします。参考になれば幸いです。

著者プロフィール

①.眼瞼下垂ってなに??

まぶたが重い。
まぶたが開けづらい。
肩こりもひどい。
上記でお悩みのあなたはネットなどで調べると眼瞼下垂という言葉に行き着きます。
 
眼瞼下垂(がんけんかすい)とは
眼瞼→まぶたのこと。下垂→垂れ下がっていること。
つまりまぶたが垂れ下がっていることを言います。
まぶたが垂れ下がっていると、おでこから首の筋肉が頑張ってまぶたを持ち上げるために肩こりが生じます。

②.眼瞼下垂手術の修正でお悩みのあなたへ。

眼瞼下垂の手術は、手術手技自体はそんなに難しい手術ではありませんが、患者さんの理想通りのまぶたの形をつくる、きれいに仕上げる、というと様々な美容外科手術の中でも難易度はトップクラスです。
 
当院には全国で有名な美容外科の先生が執刀した患者さんで、修正手術を希望されていらっしゃる方が非常に多いです。
つまり、全国的に有名な先生でさえ、苦戦している手術といえます。
もちろん当院で眼瞼下垂の手術を受けても、ご満足いただけないことはあります。
患者さんによっては不信感を抱き、よそのクリニックへ足を運ぶということもあります。
 
眼瞼下垂手術をご検討する場合、一番重要なことは最初の執刀医との信頼関係です。
万が一、仕上がりに不満があった場合でも最初の執刀医に修正を任せたほうがいいです。
もちろん、その執刀医に修正技術がない場合はどうしようもないのですが、、、
 
最初のカウンセリングの段階で、眼瞼下垂手術の修正手術の経験をしっかり尋ねたほうがいいでしょう。
 
ちなみに私の眼瞼下垂修正手術の経験数は500件くらいです。
 
また当院で眼瞼下垂の手術を希望される方は
理想通りにならないこともある。
その場合は修正手術を当院にお任せ頂きたい。
ただしできることとできないこと、リスクが高いので修正手術をしないほうがいい場合もあります。
上記がご了承いただけない方は、他院様で眼瞼下垂手術を受けたほうがお互いによろしいかと思います。

③.眼瞼下垂の手術は保険が効きますか?自費ですか??

眼瞼下垂とは、目が開きにくい病気のことを言います。
眼瞼下垂手術は保険が効きます。
当院で眼瞼下垂手術を行うドクターは皆美容外科医です。
クオリティは美容外科品質です。
しかしながら、見た目を良くする手術ではありません。
もう少し二重幅を整えたい。
もう少し目の開きを良くしたい。
などの明らかに病気ではないご要望にお応えする場合は保険適応となりません。

④.眼瞼下垂の手術を保険診療でしました。その後の処置などは無料ですか??

目の手術後の処置が必要になった場合、当然、有料となります。
おそらく多くの美容クリニックでは手術代金が高額であり、その費用に術後処置などが含まれていることが多いため、このような方が大勢いらっしゃるのでしょう。
眼瞼下垂手術後、処置などが必要になった場合は当院ではお金がかかります。

⑤.眼瞼下垂手術後、まだ眠たい目。どうすれば??

眼瞼下垂手術をしてもまだ眠たそうに見えるのは、まだまぶたを上げる筋肉の調節が不足している可能性があります。
解決するには再度修正手術が必要です。
ただし、もともとの筋力がかなり弱い方は再手術をしても解決しない可能性もあります。

⑥.眼瞼下垂術後、怖い顔になった(白目むいている)。どうすれば??

眼瞼下垂の手術の副作用に目を大きくしすぎてしまうことがあります。
黒目の上に白目が出てしまうほど目を大きくしてしまうと、怖い顔になってしまいます。
解決するには再度修正手術が必要です。

⑦.眼瞼下垂手術後、目が痛い。どうすれば??

眼瞼下垂の手術をすると白目と黒目、両方の目が空気に接する表面積が広くなります。
そうするとどうしても目が乾きやすくなります。(ドライアイ)
 
通常はこのドライアイが原因であることがほとんどです。
特に寒く乾燥する季節になりますとこの悩みがより強くなります。
治療はドライアイの治療になりますので眼科受診が必要です。
 
場合によっては涙点プラグという特殊な装置を着け、治療に臨むこともあります。
通常の美容クリニックでは対応できませんので必ず眼科受診をして下さい。
眼瞼下垂の手術は、眼科と提携としている美容クリニックで行ったほうが安心です。

⑧.眼瞼下垂の手術を考えています。二重になると聞いたのですがどうなのでしょうか?くっきりとした二重になるには二重切開が必要ですか?

眼瞼下垂の手術といっても実は方法はいろいろあります。
多くの美容クリニックで行われている、皮膚を切る眼瞼下垂の手術でしたら、くっきり二重になることが多いです。
ただし、皮膚を切る眼瞼下垂で希望通りの二重を作ることはかなり難しいです。
というのも、手術のときのまぶたの腫れなどで、眼瞼下垂手術で二重の微調節をすることは難しいからです。

⑨.眼瞼下垂手術で理想通りの目の大きさになるの??

美容クリニックのホームページによくデカ目手術と記載されておりますが
目にしたことはないでしょうか??
 
デカ目手術とはその名の通り、目を大きくする手術です。
 
目を大きくするには縦に大きくするか
横に大きくする必要がありますが
上に縦に大きくする手術を眼瞼下垂手術(黒目の見え方を大きくする)といいます。
 
実はこの眼瞼下垂の手術、美容外科手術の中でももっとも難易度が高い手術です。
なぜなら、目を上方向に理想通りに大きくすることは現時点での美容医療では理論上不可能だからです。
 
目の縦幅を上に上げる(黒目の見え方を大きくする)のにはさまざまな影響があるからです。
 
①まぶた自体の重み(g)
眼輪筋,皮膚,脂肪
 
②眉毛の上げる力(前頭筋)
 
③上げる筋肉の力
眼瞼挙筋,ミューラー筋
 
④下げる筋肉の力
眼輪筋
 
⑤再手術の場合は癒着という抵抗力
 
以上の因子すべてを正確に予測することは不可能です。
 
そのため美容外科医は今までの手術経験則にしたがって
大体の勘で調節しているのです。
 
なぜそんなことが言えるのかって??
なぜなら当院には全国から眼瞼下垂の手術を希望する方がいらっしゃり
手術が上手で有名な先生の術後修正を希望する方も多くいらっしゃるからです。
その度に
あー、みんな苦労しているんだなぁ、、、
っと痛感します。
 
当院では一日に眼瞼下垂の手術は5件~10件ほどですので
その手術の勘も当然日本トップクラスではありますが
それでも理想通りにいかないことは決して稀でありません。
 
なお眼瞼下垂の手術を保険で行う場合は、あくまでも病気に対して保険を適応させるわけですので
美容目的の手術の場合は保険適応とはなりません。