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2018/12/07

糖尿病性網膜症とは

糖尿病網膜症(DR: diabetic retinopathy)とは

糖尿病は血糖が高い病気です。
血糖が高い状態が続くと、網膜の細い血管が少しずつダメージを受けます。
やがて変形したりつまります。
網膜の血管がつまると、網膜の酸素がたりなくなります。
酸素不足を補おうと新しい血管をふやそうとします。
新しい血管は新生血管といい、とても弱い血管で、やぶれやすいです。
そのため出血しやすく、出血すると網膜に膜が張っていき、網膜はますます痛んでしまいます。

3つのタイプ

単純糖尿病網膜症

初期の段階です。
細い血管の壁が盛り上がってできる血管のふくらみや、小さな出血があります。
血管成分が漏れ出て、網膜にたまることもあります(硬性白斑)。
自覚症状はほとんどありません。

前増殖糖尿病網膜症

第二ステージに悪化します。
細い血管が広範囲でつまってしまいますと、網膜に十分な酸素が行き渡らなくなり、不足した酸素を補おう新しい血管(新生血管)を作り出す準備を始めます。
かすんで見えたりすることも多いです。
前増殖糖尿病網膜症では、多くの場合、網膜光凝固術を行う必要が行います。

増殖糖尿病網膜症

糖尿病により目の中が痛んできます。
痛み具合が重症のステージです。
新生血管が増殖するステージです。
血管が増殖するのはいいことではありません。
出血しやすい血管だからです。
目の中が出血するとますます目は痛んでしまいます。
 

DME(糖尿病黄斑浮腫)とは

DMEはDiabetic Macular Edemaの略語です。
糖尿病黄斑浮腫のことです。
糖尿病網膜症に合併します。
毛細血管瘤や網膜毛細血管の透過性亢進により血漿成分が網膜内に貯留することで、黄斑が異常をきたす病態です。
糖尿病網膜症の病期に関係なく発症し、視力低下に直結する可能性があります。